グリストラップとは?
グリストラップとは?
レストランやホテル、食堂、給食センターなどの全ての業務用厨房から排出される汚水は直接、公共の下水に排水するのではなく阻集器で浄化してから排出することが義務付けられています。 【水質汚濁防止法:1970年法律第138号 施行1971年】 この阻集器のことを廃食油(グリース)をせき止める(トラップ)ことから『グリーストラップ』と呼ばれています。すべての営業用調理施設には、油脂等分離する阻集器・グリーストラップの設置が事実上義務付けとなりました。 【下水道法第12条/給排水設備基準HASS-206-0976】
知っておきたい! グリストラップの構造
グリストラップは、以下の3槽からなっております。
グリストラップ維持管理
グリストラップの維持管理はその効果を維持させるために欠かせません。
- A バスケット清掃は毎日
- B 浮上油脂(グリス、油脂スカム)清掃は週1回
- C 沈殿物(汚泥)清掃は月1回
- D 蓋(ふた)は錆びや老朽化の度合いを見て交換。
グリストラップの清掃方法
グリース阻集器は、厨房その他調理場等からの排水に含まれる油脂類を分離浮上させて収集するための装置です。このグリース阻集器の管理が適切に行われないと、次のような問題が生じるため、適切な維持管理をお願いします。
- ・バスケット内の残さが腐敗し悪臭が生じる。
- ・油脂類が堆積することにより阻集効率が落ち、油脂類が分離されないまま下水道に放流され、下水管に付着・堆積し、下水管の閉塞が生じる。